業者別過払い金請求の実情

説明のポイント

 このコーナーでは、それぞれの消費者金融・信販会社ごとに、取引履歴の開示(可能な場合、推計方法)、交渉と裁判への対応、裁判での特徴的な主張を中心に、私が対応した経験から説明します。
 貸金業者は、弁護士をよく見て(観察・記録して)値踏みし、弁護士ごとに対応を変えています。その対応も、時期によって(担当者とその上司の交替によっても)変わってきます。ですから、ここでの説明は、厳密には、私がその業者に過払い金請求した場合(最後に過払い金請求したとき)の対応ということになります。他の弁護士への対応は違うかもしれませんし、借主本人への対応とはたぶん違うと思います。そういう性質のものとして、お読みください。

消費者金融

 消費者金融では、裁判を起こすとあっさりほぼ満額で和解できるか、そうでないときは弁護士を付けて全面戦争になるアコムとプロミス(現在の正式社名は「SMBCコンシューマーファイナンス」)、弁護士を付けないで従業員が対応し、量で勝負の準備書面を出してきてひたすら値切り続けるアイフル、レイク(現在の正式社名は「新生フィナンシャル」)、シンキ(現在の正式社名は「新生パーソナルローン」)について、説明します。

 かつて私が「みなし任意弁済」をめぐって激しく争い続けた相手の1つ「エイワ」は、2014年に例によって判決・強制執行・訴訟費用額確定処分までやって終わった後は事件がなく(今となっては、毎回角突きあわせたS弁護士が懐かしい)、弁護士なしでやってくる業者の中では一応個別事件ごとの主張をしてきて歯ごたえがあったCFJも2013年以降事件がない(今でも時々東京地裁の廊下ですれ違うY支配人、健在のようですが)ので、情報の鮮度に自信が持てませんから、対象にしません。その他、倒産した業者も今さら説明する価値がないので省略。

 

信販会社(クレジットカード会社)

 信販会社では、私の経験上は、かつてはオリコがさまざまな主張を考えだしてチャレンジし、他の信販会社は取引履歴未開示部分の取扱以外についてはそれほど抵抗していなかったのですが、近年は他の信販会社もオリコと同様の主張をして抵抗するようになり、裁判上の主張では業者ごとの違いはあまりなくなっています(エポスカードとは最近裁判をしていないので、わかりませんが)。

 ほかによく過払い金請求をする相手の信販会社としてセディナ(旧オーエムシーカード、旧セントラルファイナンス、旧クオーク)がありますが、私の経験上は、裁判を起こすと、準備書面を出してくることもなく毎回ほぼ請求額で和解しているという状態なので特に個別の紹介はしません。

 

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