レイク(新生フィナンシャル)への過払い金請求

 レイクは、複雑怪奇な組織変更(一時は町工場や商店レベルの法人のための組織形態である「有限会社」になったことも)や商号変更を繰り返し、紆余曲折の末、現在は「新生フィナンシャル株式会社」という会社になっています。
 かつては、交渉でも裁判でも比較的柔軟な(鷹揚な)対応でしたが、ここのところアイフルに似てきたように感じられます。

取引履歴の開示

 レイクは1993年10月以降の取引履歴のみを保管している(それ以前のものは廃棄しており、保管していない)と主張しています。(かつては10年たつと「自動抹消している」と主張し、そのようなことは信じがたいとして裁判所から文書提出命令が度々出されました)
 2013年3月29日に、「一部のお客様」について1990年1月から1993年9月までの月ごとの月間貸付額合計、月間返済額合計、正常利率・遅延利率、月末残高の「参考データ」が発見されたと発表しました。
 「参考データ」が開示される場合、実際には、「取引年月」その月の「入金金額合計」「貸付金額合計」「月末時点の約定利率」「月末時点の損害金利率」「月末時点の貸付残高」「月末時点の約定不足金残高」「月末時点の損害不足金残高」が「参考データ」として開示され、このほかに「当初貸付日」(取引開始日)と、1993年10月末の前の直近の基本契約に基づく最初の貸付額のデータが開示されます。
 これらの開示データを見ると、月末残高が1円単位の端数までわかるので、「参考データ」が開示された場合、少し手間はかかりますが、その期間の取引はほぼ完全に再現できます。

交渉・裁判対応

 レイクは、私の経験では、取引履歴未開示がある過払い金請求のケースでも、以前は、取引履歴未開示部分について自ら推定計算(それほど自分に都合のいい計算ではなく、そこそこ合理的な計算)を出してきたり、冒頭ゼロ計算(1993年10月の開示冒頭の借入残高をゼロにして利息制限法引き直し計算をする)で和解したりしていました。レイク側の事情で取引履歴が開示されないことに、ある程度の引け目を感じ、それなりに良識を持った対応をしていたということではないかと思います。
 しばらくレイクの事件がなく、2015年暮れに久しぶりにレイクと過払い金請求の裁判をしてみて、レイクの対応が様変わりしているのを見て、驚きました。長々とした準備書面が出され、電話をかけてくる担当者は以前からは信じられないような低額の和解案を言ってそれに固執し、何か裁判上の主張に自信があるように言ってあまり妥協しなくなっていました。まるでアイフルみたいです。
 こういうことでは、アイフルを相手にするときと同様、和解はできないと見込まれるので、さっさと判決を取りに行くことだけを考えて対応せざるを得ないと考えています。

裁判上の主張

 基本的に、他の消費者金融の主張を引き写している感じで、レイクに特徴的な主張というのは見られません。


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