たぶん週1エッセイ◆
映画「私の優しくない先輩」

 川島海荷主演のラブコメ「私の優しくない先輩」を見てきました。
 封切り4週目土曜日昼間の上映はほぼ満席。客層は若い女性2人連れが多数派、次いでオタクっぽい男の1人客。たぶん、どちらの層も川島海荷ファンでしょう。

 東京から九州の小さな島火蜥蜴島の高校に転校してきた心臓病の高校1年生西表耶麻子(川島海荷)は、容姿端麗な先輩南愛治(入江甚儀)に思いを寄せていた。2人しかいないマット体操部の熱血タイプの暑苦しい先輩不破(金田哲)は耶麻子の思いを知り、島の祭りでたこ焼きの屋台を出して仲良くなって告白→キスという作戦を立てて強引に進める。耶麻子は、作戦のために同級生を1人引きずり込むように言われていじめにあって転校してきた地味な少女喜久子(児玉絹世)を口説いて参加させる。当初は、耶麻子、不破先輩、南先輩、喜久子の4人でたこ焼きの練習が繰り返され、いい雰囲気で進むが・・・というお話。

 夢というか妄想部分の設定も、現実部分の演技も、おじさん世代にはちょっと見ていて恥ずかしい学芸会っぽいノリ。
 川島海荷ファンが、海荷ちゃんかわいい〜って見に行く映画だろうと思います(うちも、カミさんと娘が海荷ちゃんかわいいってキャーキャー言うんで見に行ったわけですし)。

 そうでない人の見どころを探すとすると・・・
 自分より落ちる子をだしにしようとする耶麻子の喜久子を見下しつつ親友だからって言ってる意地悪ぶりと、そういう自分を嫌悪する耶麻子の心の叫びみたいな部分が、青春映画っぽくて、少し見どころでしょうか。
 うざいキモイ臭いを繰り返す耶麻子に対して、生きてるんだから臭いんだ、おまえだって臭いと怒鳴り返す不破先輩の、青春映画ノリとか。
 容姿端麗な南先輩の裏の表情とかも。
 あるいは、最初の暗い喜久子のしゃべりが綾波レイっぽいところとか・・・南先輩も実はそういうところに惹かれたとか・・・
 あの短いスカートで下着を見せずに前転(前方倒立回転跳びっていうんですか)3回決めるスタントの技とか・・・

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