庶民の弁護士 伊東良徳のサイト

たぶん週1エッセイ◆
映画「ボディガード」
ここがポイント
 ケビン・コスナーのプロ意識が見せどころですが、クライアントとHしちゃったら何を言っても説得力がない
 丸の内ルーブルの閉館最終上映。ちょっと寂しい

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 丸の内ルーブル閉館イベント最終上映作品「ボディガード」(1992年、アメリカ)を見てきました。
 最終日最終上映の丸の内ルーブル(469席)午後3時の上映は4割くらいの入り。

 かつてレーガン大統領のシークレット・サービスを務め今はフリーのボディガードフランク・ファーマー(ケビン・コスナー)は、人気絶頂の歌手兼女優のレイチェル・マロン(ホイットニー・ヒューストン)の警護を依頼される。爆弾や脅迫状が送られていたことを知らないレイチェルはフランクの指示を無視して出歩き、フランクはスタッフからレイチェルはタレントだ、ステージを拒否できないと詰め寄られる。ステージで観客が舞台に殺到してフランクに守られて自宅に戻ったレイチェルは、どこへでも付いてくるのなら男とデートもできない、あなたとデートするしかないとフランクを誘い、積もる話をするうちにうち解けた2人はフランクの部屋で一夜を過ごすが…というお話。

 一応サスペンスなんですが、やはり22年前の作品、今から見ると仕掛けはかなりシンプルで、犯人像は早々に見えてしまいます。
 そういう点からも基本的なテーマは、ケビン・コスナーのダンディズムとプロ意識で、周囲への警戒の様子はわりと着実・周到に描写されている印象を持ちましたが、何と言っても、後からどう言い訳しても、クライアントとHしてしまうのはプロとしては明らかに失格。映画にロマンスを持ち込むためにそうせざるを得ないかも知れませんが、やっちゃってから、今襲われたら自信がないとか、過ちを犯したとか言っても説得力がありません。

 丸の内ルーブル閉館イベントで来館者サービスの記念のクリアファイル先着3000名ってサイトに書かれていたのですが、最終日の最終上映でも残っていたのが、私はもらえてよかったけど、ちょっと哀しい。
(2014.8.3記)

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