庶民の弁護士 伊東良徳のサイト

たぶん週1エッセイ◆
映画「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」

 週刊少年ジャンプ連載漫画・TVアニメの映画版「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」を見てきました。
 封切り第1週・6日目祝日は、朝8時30分の初回からほぼ満席。先週末「ソラニン」を見たときに長蛇の列を見ていたので気合い入れて朝8時前から並びましたけど、それで正解。オープニング興行成績第4位ながら1館あたり興行収入ダントツの1位だそうで、初回が終わって帰りにみると映画館の前は信じられないくらいの長蛇の列。観客層は女子中高生が大部分で、若者カップルと親子連れがちらほらというところ。

 宇宙からの侵略者天人の襲撃を受けた幕末の江戸で、攘夷戦争に敗北した志士の一人、坂田銀時が営むよろず屋「万事屋」に、銀時のかつての同士桂小太郎が辻斬りに襲われ血まみれの所持品を残して行方不明という捜索の依頼と、妖刀・紅桜が盗まれたという捜索の依頼が舞い込む。桂と行動を共にする謎の生物エリザベスの依頼で辻斬りを追う「万事屋」の従業員新八と神楽、紅桜を追う銀時は、紅桜を持つ辻斬り岡田似蔵と岡田が所属する鬼兵隊の隊長高杉晋助にたどり着くが・・・というお話。

 基本的にはギャグ漫画ですので、冒頭からまともには入りません。満員の館内ということもあり、冒頭数分笑い声が途絶えませんでした。ワーナーブラザーズのロゴマーク(例えばターミネーター4みたいにロゴマークをいじっているわけじゃないですよ)が映るだけで笑いが取れる映画は他にはまずないでしょう。
 映るだけでギャグとも言えるエリザベス(私の世代から見ると、オバQとペンギンのハーフという感じ)や、掛け合い漫才そのものの新八と神楽のやりとりに加えて、登場人物それぞれが何かギャグを出さないと気が済まない感じで、シリアスになる部分もすぐに茶化されます。
 後半、シリアスになって、戦闘シーンが続き血なまぐさくなり、その流れでエンディングを迎えますが、エンドロールの後にまたハチャメチャになります。

 原作の漫画もアニメも見たこともないおじさんには、登場人物が多くなって終盤特に割り込んで増えてきて人間関係はもちろん、人物の見分けが付きにくくなり、ちょっと付いていくのが辛い感じがします。
 観客層の年齢の低さを考えると、流血シーンの多さが気になります。
 そういうところが、おじさんには気にかかりますが、あくまでもギャグ漫画だからということで息抜きにはいいかなと思います。ただ、息抜きで見るには、見るのに行列しなきゃならないのがハードル高いところです。

**_****_**

 たぶん週1エッセイに戻る

トップページに戻る  サイトマップ