たぶん週1エッセイ◆
映画「山形スクリーム」

 成海璃子主演のホラーコメディ映画「山形スクリーム」を見てきました。
 封切り2週目土曜日、上映館の「混雑状況」では土・日・祝昼は「混雑しています」でしたが、せいぜい4割くらいの入りでした。

 800年前落ち武者狩りで生き埋めにされ将来を誓った光笛(成海璃子)を村人たちに奪われた平家の落ち武者葛貫忠経(沢村一樹)の伝説で村興しを図る山形県の寒村御釈ヶ部村を訪れた都立紅女子高校の歴史研究会のメンバーの前で、代々葛貫の祠を守ってきた三太郎(AKIRA)の反対を無視して縁結びテーマパークの建設を進める村長(生瀬勝久)らが葛貫の祠を倒したところ、葛貫ら落ち武者が復活し、800年前の恨みを晴らすべく村人を殺害し始め、追いつめられた美香代(成海璃子)ら歴史研究会のメンバーは三太郎とともに戦うが・・・というお話。

 う〜〜〜ん。コメディなんですが、これだけハズされると、ちょっと笑いようがない。私のセンスと合わないだけと思いたいけど、観客が笑う声がほとんど聞こえませんでしたし。
 殺された村人が、殺生は嫌いという落ち武者の夏彦(デビッド伊東)の手でゾンビになっていき、「御意、御意」と唱えながらステップを踏むあたりが、ユーモラスと思えるかというところ。
 落ち武者を追い払う呪文が「老人と子どものポルカ」で、それを歌う三太郎の祖母トメコが由紀さおりというのが、なつかしいというか時の流れを感じさせるというか(あと、占い師のおばさん荻野目慶子っていうのも)。一体、この映画どういう観客層を想定してるんでしょう。「老人と子どものポルカ」が記憶に残っているのって私の世代から上のハズなんですが。

 「おくりびと」を生んだ山形の風土は、全然感じられませんでした。何故山形なのか、は見終わってもわかりませんでした。

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