庶民の弁護士 伊東良徳のサイト

    ◆年間300冊読む読書術◆
  読む本の選び方

 まずなんといっても、自分の関心のあるテーマに関する本を選びます。私は、好奇心旺盛なのでたいていのテーマには関心を持ちますが、それでも苦手な分野はやはり避けます。
 文体やレイアウトにも相性があります。まずぱらぱらとめくってみて自分にフィットするか、読みやすいと感じるか、これは読み終わるまでの労力の大きさに結構影響します。
 そして最初の方を読んでみて面白いかどうか。最初が面白いから最後まで面白いとは言えませんが、最初が面白くない本があとで面白くなることはまれだと思います。
 昔の本は割と論理の運びに合わせて書かれていたり、できごとを時間を追って書く傾向がありました。しかし、今時の本は、たいてい最初に勝負をかけていますので、最初の方が最も工夫されています。経験上、最初から3割くらいまで読んで興味を持てなかった本が最後まで読んで面白いということは、まずありません。最初は面白いのに後半がつまらない、後半3分の1はなくてもいいのに(ない方がいいのに)と思う本はかなりありますけど。
 それから、同じ分野を続けて読むのは3冊くらいまでですね。飽きてきたら目先の変わった分野を選びます。その方が結局長続きします。
 気が乗らないときは、特にページをめくった印象を重視します。とても読みやすい印象のものを選び、テーマとしても軽めのものがいいです。
 もっとも、選ぶ段階でそれほど慎重にする必要はありません。
 図書館で借りるなら、少しでも面白そうと思うものを多めに借りて、読み始めて、「なかなか進めない」「あぁ、失敗だった」と思ったら、こだわることなくさっさとやめて別の本を読めばいいだけです。
 選択に失敗があっても気にせずにすぐ見切ることができるというのが、図書館利用のメリットです。

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